
一休和尚漫遊記
イッキュウオショウマンユウキ
- 編: 講談社出版研究所
幼くして仏門に入り、大徳寺で禅の道を究めた一休和尚。並外れた知恵と頓智で、閻魔様から将軍様までまわりの者を笑わせながら、有り難い仏の教えを説く。「このはしわたるべからず」の立て札を尻目に堂々と橋を渡り、「絵にかいた虎を縛ってみよ」といわれれば、平然と縄を借り受ける。
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目次
利口だが悪戯者の小坊主
引導のお礼にあんころ餅
おやっ、魚の匂い! くんくん
お詫びのため毒を食べる
腹の子は男でなければ女だ
経典の中に、法の字がいくつ
人間の咽喉は鎌倉街道
世に尊きは人の命なり
みなぬかの法事の精進料理
人が死ねばお寺の儲け
門松は冥途の旅の一里塚
風なき時は──あかんべい
底抜け駕籠で念仏行列
世界一杯をおおう阿弥陀笠
法螺貝がこわれたか
木賃宿に泊まった一休禅師
それ、五十貫預けた証拠
こりゃあ念仏入りの詫証文
法然犬と日蓮犬の喧嘩
十万億土へ旅立った父親
死出の旅路に夜昼はなし
書誌情報
電子版
発売日
2014年05月23日
JDCN
0614331000100011000Y
初出
本シリーズは、昭和29年に小社より刊行「講談全集」の文庫版選集ね今回の観光にあたって現代表記に改めました