ドイツ留学記(上)

ドイツ留学記(上)

ドイツリュウガクキクモトモリノセイシュンヘンレキ

講談社現代新書

「いざ越え行かん広き野を。いざ登らん晴れたる嶺の人気なきを……」この漂泊歌(ヴァンダー・リート)「青き花」の歌声ひびくところ、緑の野と広大な森は若者たちのものであった。ドイツの人々の自然を愛する心への共感、また、その合理精神、徹底性から生まれた生活や教育制度のありかたへの新鮮な観察から生き生きしたドイツの姿を描く。若き日を異郷の地に遊んだ著者が、厳しくも実り多き研究生活、友との放浪、楽しきパーティ、心篤き人々との交流を、真情こめてつづる。


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目次

●雲と森
 森の想い出から
 なぜドイツには森があるか
 アンネッテの城/黒烏城
 雲の下の旅
●ドイツ人はいかに教育されるか
 手のコース──マイステルまで
 頭のコース──ギムナジウム
 教師の権威
 大学──学ぶこと・遊ぶこと

書誌情報

紙版

発売日

1980年10月21日

ISBN

9784061455955

判型

新書

価格

定価:694円(本体631円)

通巻番号

595

ページ数

182ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介