
俳句を味わう
ハイクヲアジワウカンショウカラジョウタツヘ

俳句とは、わずか17音の短いしらべに托し、瞬間の感動を永遠のものとする日本独特の詩型である。伝統としてしみわたった季節感のおかげで、専門俳人でなくとも、すぐれた味わい深い作品を生むことができる。入門者にとっては、一語一語にこめられた秀句をこまかく掘り下げて読むことが、上達のための第1歩。味わうことより、何をどう見るか、何をどう掴むかがわかり、それがそのまま読んだ人の身につくのである。本書は、現代の今、日本のここに生きる人びとの秀句500を題材に、四季を時候・生活・天文などに分類した“俳句鑑賞歳時記”である。
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目次
●句作の急所
句の出発点
句の約束
句のかたち
一字の重み
句のしらべ
句の深さ新しさ
●春
●夏
●秋
●冬・新年
書誌情報
紙版
発売日
1982年09月17日
ISBN
9784061456662
判型
新書
価格
定価:770円(本体700円)
通巻番号
666
ページ数
232ページ
シリーズ
講談社現代新書