
「らしさ」の心理学
ラシサノシンリガク

男らしさ、女らしさ、あなたらしさ、課長らしさ、親らしさ、私らしさ──。世にあふれるさまざまな「らしさ」の反面、強くない父親や家事をしない母親、「女みたい」な男の子など、「らしく」ない人々が氾濫する。性差の心理を中心に、社会的役割によって異なる、アイデンティティのあり方を問う。個性を上手に発揮しながら、自分らしく生きる道を探る書。
- 前巻
- 次巻
目次
●人は男や女に生まれない
●女は漁を、男は家事を
●「らしさ」から脱皮する母親
●「女のようだ」は「だめ人間」?
●女装は「男」のひと休み
●会社に行けない会社員
●ずれが自己認識を生む
●女嫌いの性差研究
●「親らしさ」に疑問あり
●いかに自己主張するか
書誌情報
紙版
発売日
1985年12月17日
ISBN
9784061457973
判型
新書
価格
定価:726円(本体660円)
通巻番号
797
ページ数
180ページ
シリーズ
講談社現代新書