英語の常識・非常識

英語の常識・非常識

エイゴノジョウシキ・ヒジョウシキ

講談社現代新書

海を渡るとネコはmewと鳴き、ヘビもhissと音を出す。apple-polishは、「先生にピカピカのリンゴを持っていく」ことから「ゴマスリ」の意味。では、×××は「本格ポルノ」か、「熱烈キスマーク」か。英米ではこどもでも知り、日本では先生でも怪しい英語の蘊蓄を満載。

「ポチ」の語源――人々は犬をカメだと思ったという。これは外国の人が犬を“Come here.”と呼ぶ時「カメヤ」と聞こえたからと言われる。そして、今の日本では恐らく絶無の「ポチ」という名の犬が多かったのも、spotty(斑点のある)に由来するという説が行われているが、実は「小犬」の英語“Pooch ”が、本当かもしれない。後年、アメリカのレストランで、給仕に「この果物の皮をむいてください」というところを、言葉が分らないので、指さして、“This fruit dress good-bye”と言ったら見事に通じたという眉つばもののエピソードが流れた。――本書より


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目次

●英米人の頭の中をのぞく
●アルファベットの楽しみ
●英米のこどもの常識
●1+1を英語で言うと
●海の向うのグー・チョキ・パー
●普通名詞になった人名
●動植物のイメージ
●落書き、略語を楽しむ
●婉曲に表現する
●英語表現のゆたかさ
●ないようである女性語
●ジェスチャ一を読みとる
●英語と日本語の相互乗り入れ
●英語になった日本語
●英語で読む名言・迷句
●英語でシャレる

書誌情報

紙版

発売日

1988年03月17日

ISBN

9784061488915

判型

新書

価格

定価:726円(本体660円)

通巻番号

891

ページ数

216ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介