学校という舞台―いじめ・挫折からの脱出―

学校という舞台―いじめ・挫折からの脱出―

ガッコウトイウブタイイジメ・ザセツカラノダッシュツ

講談社現代新書

体験をふまえながら、教える=教わるという関係を根底からくつがえし、舞台化・祝祭化し、学ぶおもしろさを伝える知的挑発の書。

学校は劇場である――たとえば、大人と子供でもいいわけですが、そのなかから全然ちがつた可能性、新しいコミュニケーンョンのスタイルが出でてくるならば、幕があろうがなかろうが劇場になります。だから、劇場は瞬間的に成立するものです。今までにない経験が、ここでぱっとあらわれたとします。その場合は劇場になっているはずだと思うのです。学校は潜在的に劇場である要素があります。たくさんの身振りがおこなわれ、たくさんの言葉が発せられているからです。――本書より


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目次

●「挫折」から得る
●いじめの記号論
●バルネラブルとスティグマ
●イナーシア
●学校は劇場である
●父親の受難
●脱教育のすすめ
●エクストラミューラル・エデュケーション
●教育は対決
●システマティックに学ぶ
●仮面を破る

書誌情報

紙版

発売日

1988年03月17日

ISBN

9784061488939

判型

新書

価格

定価:694円(本体631円)

通巻番号

893

ページ数

182ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介