
フロンティアと摩天楼 新書アメリカ合衆国史
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大平原を大陸横断鉄道がつらぬき、ゆたかな資源と市場をバックに、史上最強の産業帝国へ躍りあがるアメリカ。やがてくる「暗黒の木曜日(ブラック・サーズデイ)」の影をはらむ、繁栄と保守と享楽の時代を描く。 都市住民の娯楽と文化――この時代にはまたマス・メディアがかつてないほど発達した。新しいジャーナリズムの父がジョーゼフ・ピューリッツァーだった。……彼は、災害、スキャンダル、スポーツの記事で紙面を満たし、センセーシーナルな見出しをつけた。漫画を連載し、黄色で印刷したので、このような新聞を「イェロウ・ジヤーナリズム」というようになった。そしてウィリアム・ランドルフ・ハーストが、……ピューリッツァーに対抗することになる。オーソン・ウェルズの映画『市民ケーン』のモデルである。都市を基盤とした大衆消費・大衆文化の時代は、すぐそこまで来ていたのである。――本書より
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目次
●金ぴか時代の政治と経済 中身は空の二つのビン――二大政党/産業帝国のヒーローたち ●南部再建と黒人の行方 ●急速に前進したフロンティア 平原インディアンの叫び/カウボーイ神話と現実 ●移民の流入と都市社会の発展 ●女性と労働者――新しい社会史の成果 ●社会的対立が激化した世紀末 ●革新主義と帝国主義の二十世紀へ 盛り上がる改革の気運/こん棒外交・ドル外交・宣教師外交 ●繁栄する経済と生活様式革命
書誌情報
紙版
発売日
1989年01月17日
ISBN
9784061489332
判型
新書
価格
定価:726円(本体660円)
通巻番号
933
ページ数
224ページ
シリーズ
講談社現代新書