ことわざの英語

ことわざの英語

コトワザノエイゴ

講談社現代新書

Genius is one per cent inspiration and ninety-nine per cent perspiration.――天才とは1パーセントの霊感と99パーセントの発汗なり。誇張、省略、押韻など、さまざまな表現にたくされた、ユ一モアやアイロニー。実践場面への上手な応用法は?うんちくとノウハウあふれる、ことわざによる英語世界への道案内。

Forbidden fruit is sweetest.(禁じられた果実は一番おいしい)――このことわざの出典は、『旧約聖書』創世記2章にあるAdamとEveの話である。……ちなみに、「のどぼとけ」のことを英語でAdam's apple(アダムのリンゴ)と言うが、これは、アダムがりンゴを食べようとした時、天使が空から降りてきたので、アダムはあわててリンゴを飲みこもうとしたが、その時かけらがのどに引っかかってしまい、それ以来、アダムの子孫である全男性ののどがとび出して、「のどぼとけ」になったというわけである。……なお、アダムがリンゴを食べる前にイブはちゃっかり二つも食べてしまったので、女性は胸がふくらんだというJokeもある。――本書より


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目次

●First come first served.
 最初に来た者が最初に食物を供される
●See Naples and (then) die.
 ナポリを見て死ね
●Out of sight out of mind.
 目に見えないものは忘れられる
●Doing nothing is doing ill.
 何もしないことは悪をなしていること
●Life is but an empty dream.
 人生ははかない夢にすぎない
●Art is long life is short.
 学芸は長く、人生は短い
●Truth is stranger than fiction.
 事実は小説よりも奇なり
●Marry in haste and repent at leisure.
 あわてて結婚し、ゆっくり後悔せよ
●Beauty is but skin deep.
 美は皮一重
●Hunger is the best sauce.
 空腹は最上のソースなり
●Good wine needs no bush.
 良酒は看板を必要としない
●Crocodile tears.
 ワ二の涙
●Who will bell the cat?
 誰が猫の首に鈴をつけるか

書誌情報

紙版

発売日

1989年05月16日

ISBN

9784061489516

判型

新書

価格

定価:748円(本体680円)

通巻番号

951

ページ数

240ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介