
検査値で読む人体
ケンサチデヨムジンタイ

たった1c.c.の血液で、内臓器官の正常・異常から、ガンの疑いの有無までわかる。健康診断でなじみの「GOT・GPT」や、「コレステロール」「血糖値」など、各種検査値のもつ意味を解説して、健康チェックの情報を提供。
健康チェックの“物差し”――今や、臨床検査データは、客観性の高い医学的情報として、診断にとって必須のものとなっている。また、当然ながら、臨床検査データは、治療経過を知る上にも不可欠なものとなっている。検査データを手にして、医師も患者もまずすることは、「正常値」を確認し、その数値が正常範囲内に入っているかどうかを調べることであろう。正常範囲内なら良し、外れている場合は異常値として扱い、さらなる検査が行われることにもなる。即ち、正常値というのは、臨床検査を患者に適応する際の一種の“物差し”ともいえる。――本書より
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目次
●「正常値」とは何か
●尿と便からこれだけわかる
●血液でわかる〈からだ〉の情報
赤血球数/白血球数/ヘモグロビン濃度/GOT・GPT/γ-GTP/TP(総蛋白)/UA(尿酸)/総コレステロール/中性脂肪/血糖値/腫瘍マーカー/B型肝炎ウイルス……
●細胞や組織から〈からだ〉を診る
病理検査としての「細胞診」/細菌検査……
●画像で読みとる〈からだ〉の異常
心電図/胸部・胃レントゲン検査/注腸検査/腹部超音波〈エコー〉検査……
書誌情報
紙版
発売日
1991年01月16日
ISBN
9784061490369
判型
新書
価格
定価:748円(本体680円)
通巻番号
1036
ページ数
242ページ
シリーズ
講談社現代新書