大リ-グ物語

大リ-グ物語

ダイリーグモノガタリ

講談社現代新書

ライアン100マイルの唸り。遊撃手オジー・スミスの曲技。パワーの衝突、魅せる技は一刻のカタルシス。お祭り騒ぎに展開する大リーグ沸騰野球の魅力。

時速100マイルの豪速球――彼らの攻撃的なピッチングを見ていると、タイミングをはずしたり、いろいろな球種で目先を変えたり、とかく小手先の技を弄びがちな日本のピッチャーたちとの差が浮彫りになってくる。彼らは「打てるなら打ってみろ」といわんばかりに、ワンパターンで投げてくるのだ。そのワンパターンこそが大リーグ野球の本質であり、結果を信じる気持ち同士のぶつかり合いが名勝負を生む。彼らが信じるものは、誰にも負けないスピードと自負する豪速球だけである。――本書より


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目次

●大リーグのベストナイン
 速球王ノーラン・ライアン
●ボールパークはお祭り騒ぎ
 全天候のスタジアムの時代
●ベースボール・シーズンの白熱
 大リーグ史上最高の一週間
●球団運営にアイディアあり
 ゼネラル・マネージャーの存在
 ビル・ベックの奇策
●これぞ大リーガー
 時速100マイルの豪速球
 四デケード・プレーヤー

書誌情報

紙版

発売日

1991年03月15日

ISBN

9784061490437

判型

新書

価格

定価:694円(本体631円)

通巻番号

1043

ページ数

238ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介