
ベ-スボ-ルと野球道―日米間の誤解を示す400の事実
ベースボールトヤキュウドウニチベイカンノゴカイヲシメス400ノジジツ

似て非なるもの――ベースボールと野球。公園の芝生の上で楽しまれたベースボールが日本では人格練磨の苦行。深い溝に隔てられた日米の野球文化事情を微に入り細を穿って徹底比較。
クラブチームと球団――ベースボールでは、チームのなかで、プレイヤー、監督、コーチの順にエライと考えられているが、野球では、監督、コーチ、選手の順にエライと考えられている。さらにプロ野球では、監督よりも球団フロントの職員やオーナーのほうがエライと思われている。最近、ある日本の銀行が実施した子供に対する意識調査で、「大きくなったら何になりたい?」という問いに対して、(1)プロ野球選手、(2)会社の社長、(3)総理大臣、(4)サッカーの選手――につづいて、(5)プロ野球の監督という答えがあった。アメリカの子供たちが、ホームランを打てず、三振も奪えないような監督になりたいなどという答えを返すことは、まず考えられない。――本書より
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目次
●プレイと仕事
●プレイヤーと選手
●ピッチャーと投手
●マネージャーと監督
●アンパイアと審判
●トレーニングと練習
●ゲームと試合
●クラブチームと球団
●ルールと規則
●グッズと道具
●ボールパークと野球場
●ファンと応援団
書誌情報
紙版
発売日
1991年05月16日
ISBN
9784061490529
判型
新書
価格
定価:748円(本体680円)
通巻番号
1052
ページ数
248ページ
シリーズ
講談社現代新書