MBA―アメリカのビジネス・エリ-ト

MBA―アメリカのビジネス・エリ-ト

エムビーエーアメリカノビジネス・エリート

講談社現代新書

アメリカのワールド・ビジネスを支配する若き経営専門家はいかに養成されるのか? 磨きぬかれたカリキュラム、苛酷なワーク・ロード、激論とびかう授業。ハーバード、ミシガンなど経営大学院の実態を詳細に紹介しつつ、21世紀のビジネス社会を展望する。

約束された将来――アメリカ社会では、大学を出てそのまま就職しても、先はせいぜい熱練セールスマンである。MBAを取得して大手企業に就職すれば、アメリカの平均世帯所得が三万ドルちょっとという状況のなかで、初任給でも五万ドルはもらえる。ましてや、トップ・テンのビジネス・スクールの卒業生ともなれば、ビジネス・パーソンとしての将来は約束されたも同様である。アイアコッカのように、年収何億円という世界も夢ではない。アメリカのビジネス界で力を発揮し、出世するためには、もはやMBAは必須の条件となっているのである。このようなアメリカにおけるMBAの存在は、わが国で近年よく知られるようになり、アメリカのビジネス・スクールへ入学する人たち、あるいは入学を希望する人たちも年々増加の傾向にある。――本書より


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目次

●MBAとは何か
●アメリカのビジネス・スクール――その実像
●どのビジネス・スクールを選ぶか
●ハーバードMBAの群像
●ビジネス・スクールのカリキュラム
●日本人は英語に弱く、数学に強い
●なぜそんなに勉強ばかりするのか
●ケース・メソッドの実際
●MBAのマネジメント能力
●アメリカのMBA批判
●日本のMBAプログラム
●西暦2001年のMBA

書誌情報

紙版

発売日

1991年08月12日

ISBN

9784061490659

判型

新書

価格

定価:726円(本体660円)

通巻番号

1065

ページ数

216ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介