
自分を生かす自己催眠法
ジブンヲイカスジコサイミンホウ

暗示を受け入れやすい態勢を整えて、プラスの方向へと意識を方向づける――この効果的なセルフコントロール法を提示。
自己催眠とセルフコントロール――悩みの克服や能力開発を自分で行なおうとする際、自分はこういう人間だ、自分の能力はここまでだというこり固まった意識があって、それが大きな障害となることが多い。このこり固まった意識そのものの働きをやわらげるのが、自己催眠の大きな特徴である。また、意識はマイナスの方に理屈抜きで固まることもあるが(自分は駄目なんだと思う)、プラスの方に理屈抜きに向くこともある(自分はやれると思う)。このように理屈抜きに思い込んで、そのように反応する現象は暗示と呼ばれるが、自己催眠では、暗示の受け入れ態勢を整えて、プラスの方向へと暗示を行なう。マイナスの意識を弱め、プラスの方へ意識を向け、効果的にセルフコントロールを行なうところに、自己催眠の大きな特徴がある。――本書より
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目次
●自己催眠によるセルフコントロール
●セルフコントロールの原理
●意識の問題
●練習を始める前に
●自己催眠の誘導法
●日常生活におけるプラス暗示とマイナス暗示
●運動催眠
●知覚催眠
暗示が知覚に及ぼす影響
不安の対策
対人関係の改善とモデリング学習
●自己催眠の歴史と周辺
書誌情報
紙版
発売日
1992年10月16日
ISBN
9784061491199
判型
新書
価格
定価:748円(本体680円)
通巻番号
1119
ページ数
196ページ
シリーズ
講談社現代新書