
大聖堂のコスモロジー―中世の聖なる空間を読む
ダイセイドウノコスモロジーチュウセイノセイナルクウカンヲヨム

そびえ立つ尖塔、内部に広がる一大空間。中世ヨーロッパのキリスト教信仰の深まりの中、刻まれ、組み上げられた石の構造物は神の国を表出する。ロマネスクゴシックを中心に美しき大聖堂に込められた意味を読む。
- 前巻
- 次巻
目次
●教会堂の起源とその誕生
キリストの肉体としての教会堂
方位の象徴性
●修道院建築──ロマネスクの世界
「神の国」の実現
クリュニー派とシトー派
●大聖堂の成立──大聖堂で表現されているもの
光の美学の誕生とゴシック大聖堂
シャトル大聖堂の三つの扉口とバラ窓
バラ窓、その意味と象徴性
ゴシック建築とスコラ哲学
宇宙像としての大聖堂
書誌情報
紙版
発売日
1992年10月16日
ISBN
9784061491205
判型
新書
価格
定価:726円(本体660円)
通巻番号
1120
ページ数
214ページ
シリーズ
講談社現代新書