
画像検査で読む人体
ガゾウケンサデヨムジンタイ

最新のハイテク医療技術が映し出すからだの内側。従来のX線検査に加えて、CT、超音波(エコー)、MRIなど、多様化する画像診断法を紹介し、知っておきたい各種検査の意味と、賢い受診のための基礎知識を提供。
画像検査の意義──医療情報が乱れ飛ぶ今日の社会状況のなかで、患者さんが画像検査に対する認識を深めることの意義は、どこにあるのだろうか。それはまず、今日の画像診断の特徴や利点や限界またその背景などを、患者さん側も、ある程度は理解しておき、より適切な診療を受ける機会を自らつかむことではなかろうか。それはまた、人々がさまざまな検査を円滑に受け入れられる、市民的な理解の素地を作ることにもなると思われる。そこで、このような視点から、今日の臨床現場で多く利用されている画像診断の一端を、案内してみようと思う。──本書より
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目次
●胸部を画像で読む
●胃・食道・十二指腸を読む
●大腸・直腸の病変を読む
●エコーからはじまる腹部の画像診断
●腹部臓器を画像でフォローする
●頭のなかを画像で読む
●心臓の動きを画像で描き出す
●骨や関節を画像で読む
●お腹の赤ちゃんを読む
●体表組織を画像で読む
書誌情報
紙版
発売日
1993年09月16日
ISBN
9784061491656
判型
新書
価格
定価:641円(本体583円)
通巻番号
1165
ページ数
240ページ
シリーズ
講談社現代新書