
現代家庭の年中行事
ゲンダイカテイノネンチュウギョウジシャカイガカワルカゾクガカワル
- 著: 井上 忠司 ,
- 著: サントリ- 不易流行研究所 ,
- その他: 浅沼 テイジ ,
- 装丁: 杉浦 康平 ,
- 装丁: 佐藤 篤司

四季折々に生活のリズムを刻み、家族の絆を結ばせる年中行事。「豊かな社会」の中で変容する行事の意義と、家庭づくりの知恵を探る。
家庭の活性化のために――家庭生活を、1週間の単位ではなくて、1年間の単位で考えてみては、どうだろう。1年のタイムスパンで考えると、家族のメンバーが週にいくど食卓をかこむか、などということは、さして大きな問題とはなりえない。家庭の現状はかならずしも嘆くにあたらないのである。発想の転換ひとつで、家族がなにがしか活性化すること、請け合いである。1年というサイクルでみれば、わが国には、春夏秋冬という四季があり、それぞれの季節にふさわしい「年中行事」がある。この年中行事に着目すると、「家庭」という劇場では、もっと多様な“シナリオ”と“演出”が可能になることであろう。――本書より
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目次
●もうひとつの家族論
●伝統的な年中行事
正月/節分/花見/七夕/盆/月見
●新しい年中行事
バレンタインデー・ホワイトデー/家族旅行/クリスマス
●人生節目の年中行事
誕生日/結婚記念日/母の日・父の日
●家庭づくりと年中行事
書誌情報
紙版
発売日
1993年12月15日
ISBN
9784061491823
判型
新書
価格
定価:641円(本体583円)
通巻番号
1182
ページ数
224ページ
シリーズ
講談社現代新書