
女王陛下の英語エレガンスとユ-モア
ジョオウヘイカノエイゴエレガンストユーモア
- 著: 倉田 保雄

階層や地域が違うと、アクセントやイントネーション、語彙にまで相違がある英語。エレガントで機知あふれる英語表現を身につける知恵。
にじみ出るエレガンス──ほんのちょっとした会話、挨拶もエレガンスの有無で相手に与える印象は違う。英国人のパーティーによばれて行き、入り口でホストに“Thank you for your kind invitation.”という類の定番の挨拶をすると、“Well no party is complete without you.(もしくはyour presence)”といった言葉が返ってくる。「あなたが来られないパーティーなんて、とても淋しくて」といった意味合いで、言われた方はたとえお世辞と思っても悪い気はしない。しかも、それが、即座にさりげなく出てくるところに社交上手のコツがあり、私はこれもやはりエレガンスの表われだと思う。──本書より
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目次
●Queen’s Englishとは
●基本ルールは「慇懃無礼」
●女王陛下の英語と「お言葉」
●王族も使うS-words
●裏英語に長けた英国人
●私の「マイ・フェア・レディ」体験
●難解だがユーモラスなコックニー弁
●英語ののれん分け
●エレガントな英語
●チャールズ皇太子のモンキー帝王学
●国会議員と英語
●ホワッツ・ザ・ディケンズ?
書誌情報
紙版
発売日
1994年04月18日
ISBN
9784061491977
判型
新書
価格
定価:694円(本体631円)
通巻番号
1197
ページ数
224ページ
シリーズ
講談社現代新書