ア-ユルヴェ-ダの知恵

ア-ユルヴェ-ダの知恵

アーユルヴェーダノチエヨミガエルインドデンショウイガク

講談社現代新書

人間にとって真の健康とは何か? 近代西洋医学の限界を補い、心身をトータルに捉えた医療体系として、新たな脚光を浴びつつある「生命の科学」。その理論と実践を平易に解説する。 知恵の再発見――アーユルヴェーダとはインドに伝わる伝統医学のことである。東洋医学が見直されるようになって久しいが、ふつう東洋医学といった場合には当然のように漢方(中国医学)だけを指すことが多い。しかし、これは正確ないい方ではない。その起源の古さからも、また、現在も脈々と生きている伝統医学という意味でも、アーユルヴェーダは漢方と並んで東洋医学の双璧をなすものでからである。むしろ漢方よりもアーユルヴェーダのほうが古く、かつ漢方の成立にアーユルヴェーダが大きな影響を与えたという説もあるくらいである。西洋医学の教育を受けた医師が東洋医学と出会い、その思想や治療法を取り入れているのはもう珍しいことではない。――本書より


  • 前巻
  • 次巻

目次

●アーユルヴェーダとの出会い ●アーユルヴェーダの現代的意義  健康の実現をめざす医学 ●ドーシャ――自分を動かしているもの ●「自分でない自分」を知る  ドーシャの性質と体質 ●自己へ戻る技術  パンチャカルマ=身体浄化法 ●生活に活かすアーユルヴェーダ ●生命の自立性

書誌情報

紙版

発売日

1995年02月16日

ISBN

9784061492370

判型

新書

価格

定価:726円(本体660円)

通巻番号

1237

ページ数

214ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介