プラス暗示の心理学

プラス暗示の心理学

プラスアンジノシンリガク

講談社現代新書

プラスの予想と楽観的判断の適度な組み合わせが、行動をより良い方向へと変えていく。暗示を受け入れやすい態勢を整え、内なる言葉の力を活用する方法を説く。リラックスから能力開発まで役立つ1冊。

まずリラックス――何かに悩んだりこだわったりしていると、そのことに意識を向けるだけで、不愉快になったり、不安になったり、憂鬱になったりすることが少なくない。こんな時には、悩みに意識を向ける前に、まず気持ちをリラックスさせ、安定させる必要がある。つまり、心身をリラックスさせる練習から始めるのが、もっとも確実で効率の良い方法である。心の悩みが大きいと、身体は過緊張に、情緒は不安定な状態になる。また、慢性的な緊張や不安があると、心の悩みを引き起こしやすく、それをこじらせるようになる。逆に、リラックスしてのびのびしていると、悩みの克服はそれだけ容易になり、能力の開発に大変有利な状況になる。――本書より


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目次

●プラス暗示とは
●練習を始める前に
 練習と直結する性格類型
●リラクセーション
●瞑想訓練
●悩みを克服する
 不安の克服
●能力を開発する
 言葉と自分の調和をはかる
●プラス暗示法の背景

書誌情報

紙版

発売日

1995年04月17日

ISBN

9784061492455

判型

新書

価格

定価:704円(本体640円)

通巻番号

1245

ページ数

192ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介