家族をめぐる法の常識

家族をめぐる法の常識

カゾクヲメグルホウノジョウシキ

講談社現代新書

不倫、離婚、介護、相続、そして自らの老いと死。いざというときに直面する法の「常識」を通し、家族の現在問う。

家族の法律についてどれだけ知っていますか――家族に関する法律や裁判は、私たちの日常生活に密接に関係するにもかかわらず、女性はともかく男性からはあまり関心をもたれていないように思われる。自分自身が離婚や親の介護、相続などに直面して、初めてこれらの法律に出会い、その仕組みや発想に驚いたり、納得したり、一喜一憂する。あるいは職場の同僚たちの話や悩みに耳を傾けるうちに、現在の家族のかかえる問題を知る。自分の大切なものは何かと聞かれて、「家族」と答える男性がけっこう多いにもかかわらず、その家族を支える法律については、案外、知られていないのではないだろうか。――本書より


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目次

●不倫の法律学
●子どもからの認知請求
●離婚の経済学
●離婚はトクかソンか
●老いを看取る、老いを迎える
●子には親を介護する義務はない
●「おじいちゃん」と呼ばないでほしい
●「家族」問い直す
●児童虐待や夫婦間暴力は例外的な現象か
●なぜ夫婦別姓カップルが広がるのか

書誌情報

紙版

発売日

1996年04月19日

ISBN

9784061493001

判型

新書

価格

定価:694円(本体631円)

通巻番号

1300

ページ数

232ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介