「死語」コレクション

「死語」コレクション

シゴコレクションレキシノナカニキエタコトバ

講談社現代新書

時代の姿を映し出し、時代と共に生き、やがて忘れられ、消えていった言葉の群れ。日本近代の激動史をたどる異色の死語辞典。

「死語」とは何か――過去、ある時代には誰もが知っている当たり前の言葉だったのに、今ではまったく使われなくなった、あるいはその存在さえ忘れられてしまった言葉がある。そういう言葉を我々は「死語」と呼んでいる。しかし、その言葉がある時期になぜ使われ、現在はなぜ忘れられてしまったのか? そこには必ず理由がある。そして、その理由を探っていくと、その裏に大きな時代の流れのあることに気づかされる。ある時代をもっとも特徴づけ、その時代とともに消えていった言葉というのは、言い方を変えれば、その時代の世相、風俗、政治、社会の姿を我々に対して雄弁に物語ってくれる貴重な証人なのである。――本書より


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目次

●明治から大正へ
 明治の終焉/大正時代の農村
●新しい時代の胎動
 大正モダニズム/関東大震災・その後
●昭和の時代
 大恐慌の嵐/戦争への道
●太平洋戦争
 世界情勢の緊迫/日米戦争
●戦後10年
 敗戦の傷跡/戦後経済の復興

書誌情報

紙版

発売日

1996年05月20日

ISBN

9784061493049

判型

新書

価格

定価:880円(本体800円)

通巻番号

1304

ページ数

366ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介