
試験に出ない英単語
シケンニデナイエイタンゴ
- 著: 川村 善樹

使わない方がいいけれど知らないと、言われていることのほんとうの意味やニュアンスが理解できない単語や言いまわし。上品とはいえないが真実味あふれる普段着の表現の機微を解説する「生きた」日常英会話ガイド。
三種の「車間距離あけろ!」――
よく車の後ろにBack off!と書いたステッカーが貼ってある。本来の意味は「邪魔するのをやめてほっておく」「手加減する」といったところだが、このサインのBack off!は後ろにピッタリついて走るドライバーに「もっと間隔をあけて走ってください」という意味である。同じ意味でCaution:Tabacco Chewnerというのもある。噛みたばこを用いる人は、しょっちゅう窓から唾をはくから、あまり接近していると唾がかかるぞ、というおどしである。Hit me. I Need Money.(ぶっつけてくれ、金が要るんだ)というのもある。これなどは、ほんのちょっとしたことが裁判沙汰になるアメリカでは説得力がある。――本書より
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目次
●実際の会話はテレビの英会話とは違う
今いった英語をいってください
風が吹いて警官がスリップをもらいました
猫が袋からとび出した
●実際の会話に頻出する汚い言葉
チーポ
●覚えておくと役に立つ背景
ぶっつけてくれ、金が要るんだ
ペストに注意
●街で拾った英会話
ズボンを下げているところを見つかった
クリスマス・ショップリフティング
ワイフの母親は質に入れろ
書誌情報
紙版
発売日
1996年12月19日
ISBN
9784061493339
判型
新書
価格
定価:694円(本体631円)
通巻番号
1333
ページ数
180ページ
シリーズ
講談社現代新書