悩む性格・困らせる性格

悩む性格・困らせる性格

ナヤムセイカク・コマラセルセイカク

講談社現代新書

自分や友だちはどんな人間?他人が気になり過剰に内省する過敏性性格、一人称が多く嫉妬深い顕示性性格など、自他の特徴を知り、柔軟な人間関係を作るためのヒントを提示。

なんとなく敬遠される人──なんとなく嫌われる人というのがいる。特に不誠実なことをしたとか、乱暴をしたとか、攻撃したとかいう事実がないのに、 親しい人がなかなかできない、できたとしてもやがて自分から遠ざかっていってしまう。その人の自覚としては、どうしてみんな自分から遠くなってしまったのか、自分の話を聞いてくれる人がどうしていなくなってしまったのかわからないというものである。本人はこのように考えているが、第三者的に見ると、あの人はいい人なのにどうして人望がないんだろうかということになる。ひとくちで言えば、特に非難されるようなことはないのだが、親しい友だちができないし、できそうになると相手が消えていってしまうのである。こういう人たちの根底にある性格は顕示性性格と名付けられる。──本書より


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目次

●自分を気にする・他人が気になる
 自分・他人を軸にする4つのタイプ
●自分のことをどれだけ知っているか
●自分で悩んでしまう性格
 過敏性性格の特徴
●なんとなく嫌われる人
 顕示性性格
●人を困らせる性格
 爆発性性格
●「いい性格」とは

書誌情報

紙版

発売日

1998年04月20日

ISBN

9784061493988

判型

新書

価格

定価:726円(本体660円)

通巻番号

1398

ページ数

200ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介