
ローマ人の愛と性
ローマジンノアイトセイ
- 著: 本村 凌二

欲情と頽廃のローマ!世界史を変えた「愛のかたち」
平和と繁栄のきわみにあって肉欲の限りを尽くす頽廃のローマ。享楽の性の中で芽生えていく「夫婦愛」と新たな家族のかたち、内なる自分への眼差し。ヨーロッパ的心性の成立を鮮かに描き出す。
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目次
●この世は恥辱と悪徳に満ち満ちている
アウグストゥスの娘
●相異なる顔をもつローマ人
2つのローマ
●表象と心象──歴史の逆説
諷刺詩の描くローマ世界
●「結婚」と夫婦愛
カエサルは妻に愛をささやいたか
●「自分を見つめる心」と道徳
なぜキリスト教は大勢力となったか
書誌情報
紙版
発売日
1999年11月19日
ISBN
9784061494763
判型
新書
価格
定価:726円(本体660円)
通巻番号
1476
ページ数
215ページ
シリーズ
講談社現代新書