情報イノベーター

21世紀型のオピニオンリーダーを探せ！
多様化し、情報化し、激変を繰り返す「VIS社会」が到来した！
消費を牽引し、世論形成の核ともなる来たるべきリーダー像を解析、提唱する。

オピニオンリーダーが変わる、社会を変える──オピニオンリーダーに期待されている機能。あるいはオピニオンリーダーのあり方が、社会の変化の中で変わってきていないだろうか？社会の構造が固定化されているとき、あるいは、社会全体がわかりやすい1つの目標に進んでいるときは、オピニオンリーダー自身も、ある程度パターン化されていた。組織の中で経験を積んでいくことで、組織の中の地位を得ることもでき、一定の情報資源の中から情報を集め、決められたコミュニケーションルートの中で必要な情報を伝達することで、影響力を行使することができた。（中略）だが、こういった、一定の決められた枠組みの中で情報を流通させるだけで、「オピニオンリーダー」としての機能を果たしていける時代ではなくなりつつある。社会を動かしている「力学」自体が変化しているのだ。──本書より

目次

●オピニオンリーダー像を探る試み
●情報イノベーターが世論をリードする
●情報イノベーターを捉える
●情報イノベーターを探る
●情報イノベーターを判定する
●情報イノベーターの選挙行動
●情報イノベーターのメディア選択
●情報イノベーターの市場牽引力
●住民参加の地域経営と情報イノベーター
●新社会システムの構築と情報イノベーター

書誌情報

紙版

• 発売日: 1999年11月19日
• ISBN: 9784061494770
• 判型: 新書
• 価格: 定価：704円（本体640円）
• 通巻番号: 1477
• ページ数: 191ページ
• シリーズ: 講談社現代新書

著者紹介

著： 川上　和久（カワカミ　カズヒサ）

著： 電通メディア社会プロジェクト（デンツウメディアジョウホウプロジェクト）