迷う心の「整理学」

迷う心の「整理学」

マヨウココロノセイリガクココロヲソットオイトイテ

講談社現代新書

解消しにくい悩みや心の問題にどう対処すればいいのか。実行しやすく効果の大きい方法を提示。

問題との関係のあり方を変える──悩みや心の問題は死ぬまで起こり続けます。それは生きている限り変わりません。ただ心の問題に対する本人との関係のあり方は相当変わることができます。ないし、自然にずいぶん変わっていきます。ある意味で精神療法という仕事は、患者さんの問題への見方や考え方、とくに「感じ方」を変えることで問題と本人との関係のあり方を変える仕事だといえるかもしれません。……そしてこのモデルで大切にするのは常に、「今、ここの自分」です。人は「今、ここ」でしか生きていません。そして変えられるのも昔でなく「今、ここの自分」です。「今、ここ」の自分が変われば、昔の事実は変わらないけれど、昔を見る見方は変わっていきます。──本書より


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目次

●問題の体験の仕方や関係を考える立場
●ここでいう「よくなる」ということ
●ステップ1:指折り数える──心のままに
●ステップ2:心の「やり場」「置き場」「納まり場」の発見
●ステップ3:「整理図」の作成
●ステップ4:「包みこむ」容器の発見
●ステップ5:空想を利用した納まり場所の発見
●ステップ6:自分なりの工夫や開発
●ステップ7:心の音色を聞く
●ステップ8:悩みに病名をつけクレームをつける

書誌情報

紙版

発売日

1999年12月20日

ISBN

9784061494831

判型

新書

価格

定価:704円(本体640円)

通巻番号

1483

ページ数

192ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介