敬語で解く日本の平等・不平等

敬語で解く日本の平等・不平等

ケイゴデトクニホンノビョウドウ・フビョウドウ

講談社現代新書

なぜ敬語を使うのか?「ウチ・ソト・ヨソ認識」から謎に迫る
前近代の厳然たる身分社会において、敬語は上下を円滑につなぐ交流の手段だった。敬語の起源と役割を問い直す。


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目次

第1章 欧米や前近代の中国では上位者と下位者は断絶していた――お米がないならお肉のお粥を食べれば?
第2章 日本では有史以来幕末に至るまで上下の交流があった――お代官様がおやめにならないかぎり、われわれは未来永劫村へはもどりません
第3章 敬語は上位者と下位者をつなぐかけがえのない橋だった――羽をください、若王子の神様
終章 敬語が日本の行く末を決める――すみません、その傘を向こうへやっていただけませんか

書誌情報

紙版

発売日

2001年04月20日

ISBN

9784061495500

判型

新書

価格

定価:748円(本体680円)

通巻番号

1550

ページ数

240ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介