
古代東北と王権-「日本書紀」の語る蝦夷
コダイトウホクトオウケンニホンショキノカタルエミシ
- 著: 中路 正恒

古代ヤマトの中で封印され続けてきた地・東北。「蝦夷」と呼ばれた人々が住む、その異境に何が起こっていたのか。
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目次
序章 東北――多孔質の身体
第1章 蝦夷の三輪山(1)581年?(敏達10年)・「辺境」――蝦夷の魁帥綾糟(ヒトゴノカミアヤカス)
第2章 蝦夷の三輪山(2)581年?(敏達10年)・三輪山麓泊瀬(はつせ)川――綾糟の誓い
第3章 綾糟の連合国・国造(くにのみやつこ)・毛野王(けぬのおう)4-8世 東国(あずま)・陸奥(みちのおく)――北へ走る〈ヤマト〉(1)
第4章 阿倍氏と陸奥4-7世紀東国・常陸・陸奥――北へ走る〈ヤマト〉(2)
第5章 崇神期からヤマトタケルまで4世紀東国・常陸・陸奥――北へ走る〈ヤマト〉(3)
第6章 景行から阿倍比羅夫(あべのひらふ)まで4-7世紀陸奥・越・渡嶋――北へ走る〈ヤマト〉(4)
第7章 多賀柵構築からアザマロの乱まで8世紀中葉――多賀・雄勝(おがち)・桃生(ものう)・伊治(これはり)
第8章 アテルイと田村麻呂延歴21年(802)まで――胆沢(いさわ)へ
書誌情報
紙版
発売日
2001年06月20日
ISBN
9784061495593
判型
新書
価格
定価:814円(本体740円)
通巻番号
1559
ページ数
288ページ
シリーズ
講談社現代新書