進化論という考えかた

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進化論という考えかた

シンカロントイウカンガエカタ

講談社現代新書

進化論はいま、人の心や行動、「文化」の謎にまで迫りつつある。
科学と人間をつなぐ思想として読み直す。

「人間性」も進化した?――問題は、人間がほかの動物から進化してきたということから、「人間性」も進化したと考えるかどうか、である。人間の歴史を、ほんの少し――数百年ほど――過去に伸ばせば、サルの進化になる。ならば、自分たちの来し方行く末を考えるときに、動物からはじまる人類の進化に思いを寄せるのは当然のことである。人間がサルから進化したならば、人間の心も人間性も、サルと連続していると考えるのは当然だろう。――(本書より)


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目次

第1章 進化論の20世紀
1 進化理論の誕生と完成
2 現代進化論の4つの転換点
3 進化と情報
4 ダーウィンの水晶球
第2章 人の心の進化論
第3章 生命を情報としてとらえる
1 生命と情報の交錯
2 知のユーロとしての情報
3 生命から人間の文化へ
第4章 ハンバーグのつなぎと進化論
第5章 科学と物語と進化論
1 ミミズでつながる科学者たち
2 科学の物語とその暴走
3 第3の文化とセンス・オヴ・ワンダー
4 わたしたちはどこから来てどこへ行くのか?

書誌情報

紙版

発売日

2002年03月14日

ISBN

9784061495982

判型

新書

価格

定価:792円(本体720円)

通巻番号

1598

ページ数

224ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介

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