「ひらきこもり」のすすめ~デジタル時代の仕事論

「ひらきこもり」のすすめ~デジタル時代の仕事論

ヒラキコモリノススメデジタルジダイノシゴトロン

講談社現代新書

「会社で仕事をする」時代から「好きなことが仕事になる」時代へ

好きなことを自己表現しよう。
ネットで世界相手に発信しよう。
組織を頼らない新しい仕事論を具体的に提示する。

IT革命の「革命」の意味――バーチャル空間の中では土地の広さやビルの高さに全く価値がない。その位置にも意味はなくなる。……大きな組織やビルディングがなくても、各種情報機器やネットワークを使えば、自宅で、個人でどんどん仕事ができてしまう。巨大なシステムの必要性が希薄になるのだ。……
生産だけではなく流通においても、メジャー企業の強みはなくなる。……同様に、土地を持ってるから安心だとか、一流大学を出ているから、あるいは一流企業に勤めているから安泰、なんてこともなくなっていく。出自や所属に関係なく、その時点で一番ビビッドな奴がいきなりトップに立つ。極端に細分化されたあるジャンルの中での、ナンバーワンが勝つ。いやナンバーワンだけでなく、オンリーワンでもいい。
とすると、他人に指示されて勉強したり鍛錬したりすることより、自分1人で、自分に向いたジャンルを見つけることがまず、とても大切なことになってくる。――(本書より)


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目次

●労働はもう美徳ではない
●「好き」を加速していく
●ちょっとしたコツでプロになれる
●自分で自分を選べる時代
●ポケモンやプリクラからはじまったこと
●コギャルからハリウッドまで
●視覚の常時接続
●ひきこもりつつ覚醒する
●SMAPがやってるくらいだから……
●個人の価値が数値化される
(抜粋)

書誌情報

紙版

発売日

2002年11月20日

ISBN

9784061496316

判型

新書

価格

定価:748円(本体680円)

通巻番号

1631

ページ数

200ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介