
最新・北朝鮮データブック-先軍政治、工作から核開発、ポスト金正日まで
サイシンキタチョウセンデータブック
- 著: 重村 智計

先軍政治、工作から核開発、ポスト金正日まですべてがわかる決定版
崩壊か?軟着陸か?軋む極東の闇。情報鎖国の内側で今何が起きているか。内実を明かし、行方を読む決定版。
金正日総書記は、韓国の新聞社社長団への次の発言で、「先軍政治」への思いを明らかにした。
「私の力は、軍力から生まれる。外国とうまくいくにも、軍力がなければどうしようもない。外国との関係では、力は軍力から生まれる。私の力も、軍力から生まれている」
この発言には、軍の力を背景に体制を維持し、国家の崩壊を阻止しているとの思いが込められている。軍は、単に国防のためではなく権力と体制維持の最大の力であるという発想だ。――(本書より)
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目次
●崩壊か軟着陸か――北朝鮮を「理解」するために
●日本人拉致と工作国家の真実
●先軍政治とは何か――「軍こそ力の源泉」
●ポスト金正日時代へ――権力継承の歴史
●後継者問題と第二勢力
●党と政府――儒教社会主義の限界
●主体経済の失敗――新経済政策は成功するか
●北朝鮮国民の生活事情
●「振り子外交」と日朝関係のゆくえ
●「悪の枢軸」と米朝関係の悪化
(抜粋)
書誌情報
紙版
発売日
2002年11月20日
ISBN
9784061496361
判型
新書
価格
定価:792円(本体720円)
通巻番号
1636
ページ数
256ページ
シリーズ
講談社現代新書