<地域人>とまちづくり

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<地域人>とまちづくり

チイキジントマチヅクリ

講談社現代新書

まちづくり、地域活性化論の決定版!

いま、全国各地で個人によるまちづくりが同時発生的に始まっている。
なぜ行政主導の地域活性化は失敗し、彼らは成功しているのか。
その秘密を探る。

地域人の登場――わたしたちのすぐそばで地域人とでもいうべき市民が登場しつつあるのだ。その地域人に共通することは、意識的に「まち」を中心として、遊びや、ビジネス、「環境」への取り組み、あるいは景観づくり、そしてその全部といったものをかかわらせながら、人々のネットワークづくりを進めていることである。それはいいかえるならば、新しいタイプの「地域共同体」づくりの動きであるといってもよいだろう。本書に登場する地域人たちは、自分の住んでいる地域を大事にし、「まち」に活力をもたらしているのだが、それらの動きを「地域活性化の取り組み」といいかえても、大きく外れてはいない。しかし、地域人の各種の行動を見ていると、そのように括るだけではもったいない、ともいえる膨らみをもっている。地域人は、日常的あるいは中心的にはローカルな領域を行動することが多いのだが、背景は明らかにグローバルに広がる領域をもっている――(本書より)


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目次

第1章 個人が主導するまちの活性化
第2章 多くの知恵を集める――アメリカの地域再生
第3章 地域を舞台にまちおこし――「北の屋台」の物語
第4章 まちづくりが人も育てる――「黒壁」のやったこと
第5章 都市の景観とまちづくり
第6章 計画都市――利権とまちづくり
第7章 よみがえる商店街
終章 自分たちの時代のはじまり

書誌情報

紙版

発売日

2003年04月20日

ISBN

9784061496620

判型

新書

価格

定価:770円(本体700円)

通巻番号

1662

ページ数

200ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介

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