
化学兵器犯罪
カガクヘイキハンザイ
- 著: 常石 敬一

オウムによるサリン事件、旧日本軍が遺棄した毒ガスによる国内、中国大陸での被害、イラクでの「大量破壊兵器」……
この恐怖の兵器はどのように作られ、どのように使われてきたのか。
旧日本軍の遺棄による被害、テロリストや小国による使用の可能性など、いまも恐怖を呼び起こす兵器の真実に迫る。
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目次
第1章 化学兵器の今
1――旧日本軍の毒ガスの亡霊が出てきた
2――大量破壊兵器とイラク戦争
3――テロリストの毒ガス
4――化学兵器とは何か
第2章 第一次世界大戦の毒ガス
1――塩素ガスの登場
2――塩素からホスゲンへ
3――毒ガスの王イペリット
4――盾と矛
第3章 日本の毒ガス開発
1――軍縮下での研究推進
2――大久野島での毒ガス製造
3――宰領者
4――日本軍の化学戦
第4章 第二次世界大戦中の毒ガス
1――ヒトラーの毒ガス
2――米軍による対日報復毒ガス使用計画
3――日本軍の化学戦戦略
第5章 毒ガスの明日
1――日本の処理問題
2――毒ガスは貧者の核兵器ではない
書誌情報
紙版
発売日
2003年12月18日
ISBN
9784061496989
判型
新書
価格
定価:814円(本体740円)
通巻番号
1698
ページ数
288ページ
シリーズ
講談社現代新書