
聖典「クルアーン」の思想
セイテンクルアーンノシソウイスラームノセカイカン
- 著: 大川 玲子

ラマダーン月、ジハードから原型「天の書」まで
アッラーはすべてを決定する! 運命は書き換えられない!?
ユダヤ教・キリスト教への愛憎、運命観、社会の規範……ムスリムの聖典を読み解き、真のイスラーム理解へ誘う。
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目次
第1章 クルアーンとはいかなる聖典なのか?
1――誕生の経緯 アッラーの啓示から書物へ
2――構成と内容
3――読誦されるクルアーン 日常生活のなかで
4――クルアーンが語るクルアーン その自己認識
第2章 預言者たちとクルアーンに先行する諸啓典
1――「啓典の民」と「純正一神教徒」 クルアーンのユダヤ・キリスト教徒観
2――預言者たちと啓典 アダムからアブラハムへ
3――モーセの「律法の書」、ダビデの「詩篇」、イエスの「福音の書」
4――クルアーンの優越性
第3章 「天の書」とクルアーン
1――「天の書」と人間の運命
2――「記録の書」と人間の自由意思
3――「天の書」からクルアーンへ 啓示が下される時
第4章 日本人とクルアーン
1――英雄「マホメット」への関心 大正のクルアーン訳
2――「亜細亜との連帯」を目指して 戦前のクルアーン訳
3――学問と信仰 戦後のクルアーン訳
書誌情報
紙版
発売日
2004年03月20日
ISBN
9784061497115
判型
新書
価格
定価:770円(本体700円)
通巻番号
1711
ページ数
240ページ
シリーズ
講談社現代新書