「家計破綻」に負けない経済学

「家計破綻」に負けない経済学

カケイハタンニマケナイケイザイガク

講談社現代新書

年収100万円台が急増 賃金デフレが止まらない
人生の備えありますか!?

●景気回復の分配は受けられない
●強者に都合のよい「改革」
●量産される低所得者層
●退職金税制見直しの狙いとは
●ハゲタカのビジネスモデル
●ダイエー「処理」の不可解さ
●「借金鬱」に陥らないために
●これからの運用・投資の鉄則
●小さなところから始めるビジネス
●年金改悪で老後が崩壊する
●消費税アップは不要だ
●働くという選択肢

中流層の家計が破壊される
家計の危機を過剰に恐れることはむしろ危険ですから、私は不安を煽ろうとは毛頭考えていません。ただ、深刻なデフレ不況が続くなか、私たち国民の家計にどんなリスクがあるのかを冷静に見つめ、備えをしておくことはどうしても不可欠です。また、おいおい説明していきますが、現在進行している「構造改革」が国民をどんな経済社会へ導こうとしているかということも、考えておかなければなりません。政府が打ち出す政策は、とくに中所得層の家計に直結するものだからです。――<本書より>


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目次

第1章 中流層の家計が破壊される
第2章 社会のパラダイムが変わった
第3章 家計破綻を回避する防衛・運用術
第4章 「定年後」を見据えた人生の再設計

書誌情報

紙版

発売日

2004年11月20日

ISBN

9784061497504

判型

新書

価格

定価:770円(本体700円)

通巻番号

1750

ページ数

192ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介