
観念論ってなに?
カンネンロンッテナニオックスフォードヨリアイヲコメテ
- 著: 冨田 恭彦

バークリやロックの議論を現代的問題に接続するゆかいな哲学対話
この世界はすべて心の中の観念からなる?!
はじめに
いまどき、なぜ観念論なのかとお思いの方もおいででしょう。観念論?それって、この世界は心の中の観念からなるっていう考えだったかな?そういえば、バークリとか、フィヒテとか、ショーペンハウアーとか、なんとなくそんな名前は連想するけど……。もしかして、その昔、唯物論者がとことん排除しようとした立場じゃない?でも、バークリは、マッハやアインシュタインの先駆者だって話も、どこかで聞いたことがあるような……。確かに、観念論というのは、なんとなく知的興味をかき立てられはするものの、そもそもそれがどういうものなのか、なぜそんなものができあがったのか、また、それがなぜいまどき持ち出されるのか、どうもよくわからない。そう思われる方が、多いのではないでしょうか。――<本書より>
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目次
第1章 記号としての世界
第2章 観念論
第3章 歪んだ論理
書誌情報
紙版
発売日
2004年11月20日
ISBN
9784061497580
判型
新書
価格
定価:792円(本体720円)
通巻番号
1758
ページ数
224ページ
シリーズ
講談社現代新書