「日本」とは何か

「日本」とは何か

ニホントハナニカコクゴウノイミトレキシ

講談社現代新書

『古事記』に「日本」はない!「倭」「やまと」との関係は?
わたしたちは自己をどうとらえてきたか

日本、日本人、日本語、日本文学等々、当たり前のように、わたしたちは「日本」といい、自分たちをあらわす国の名(国号)として何ら疑わずにいる。しかし、その名がどういう意味をもつかということについて、共通の認識をもっているであろうか。小学校や中学校で、「日本」という名の意味を教えられた(あるいは、いま教えられている)であろうか。……この国は古代から変わることなく「日本」としてあり続けてきた。わたしたち自身のために、わたしたちが自己をあらわす「日本」について考えねばならない。それがどのような意味をもって設定されたのか(古代の「日本」)、どのような歴史をたどってきたのか(歴史のなかの「日本」)ということについて、きちんと見届けることがもとめられる。――<本書より>


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目次

第1章 「日本」の登場
第2章 古代帝国における「日本」
第3章 古代中国における「倭」と「日本」
第4章 『日本書紀』講書のなかの「日本」
第5章 「日本」と「やまと」
第6章 「日本」の変奏
第7章 「東海姫氏国」ほか
第8章 近代における「日本」

書誌情報

紙版

発売日

2005年02月19日

ISBN

9784061497764

判型

新書

価格

定価:792円(本体720円)

通巻番号

1776

ページ数

224ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介