自民党と戦後

自民党と戦後

ジミントウトセンゴセイケントウノゴジュウネン

講談社現代新書

「50年」の意味を問う
政治部記者の目で描く長期政権の成功と限界

自民党は日本人そのものの姿
敗戦から立ち上がるときのたくましさ、高度経済成長を支える勤勉さ、冷戦構造の枠内で、できることなら血を流したくないという平和志向。その一方で、冷戦とバブル経済が崩壊した後の激動に十分対応しきれない保守性。自民党は、日本人そのものといってもよい特性を持っている。その自民党も、結党から半世紀を経て多くの点で限界を見せるようになってきた。それは、戦後半世紀余にわたり成功体験を重ねてきた日本の限界とも重なる。この機会に自民党という巨象を、さまざまな角度から眺めてみようというのが本書の狙いである。――<本書より>


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目次

第1章 政治家たち
第2章 衰弱する巨象
第3章 自民党の歴史
第4章 スキャンダルの歴史
第5章 理念の対立軸
第6章 挑戦者たち
第7章 政権党の将来は

書誌情報

紙版

発売日

2005年04月20日

ISBN

9784061497856

判型

新書

価格

定価:770円(本体700円)

通巻番号

1785

ページ数

192ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介