昭和零年

昭和零年

ショウワレイネン

講談社現代新書

20歳になった 日本が敗けた
戦争から平和へ 貧困から飽食へ 「ふたつの国」を生き抜いた1925年=昭和零年生まれの30人が戦後60年に贈る痛切の証言!


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目次

1.江崎玲於奈(物理学者) 時には深い森へ入ってみよう
2.桂米朝(落語家) あんな時代はもうごめんですなあ
3.小林栄一(医師) 1945年8月9日午前11時2分
4.永井路子(作家) 大本営発表で「歴史」は書けない
5.岡田卓也(イオン名誉会長) 終戦告げた「大売り出し」のチラシ
6.杉下茂(野球解説者) うなる魔球も平和だからこそ
7.山口一郎(元・建国大学生) 満州の旧友と交わした堅い握手
8.田中松枝(元・中国残留婦人) 私たちのことを見捨てないで
9.大田昌秀(元・沖縄県知事) 沖縄、いまだ「捨て石」なり
10.丸谷才一(作家) 「君が代」を強制する監獄国家
11.篠原一(政治学者) 「憲法九条の蓄積」を無にするな
12.山本卓眞(富士通名誉会長) 忘れられない部隊長の訓辞
13.大滝秀治(俳優) 空襲下で見たヒトラーの贈り物
14.森園正彦(ソニー顧問) 今なお蘇る「機銃掃射」の悪夢
15.宮崎繁樹(元・明治大学総長) 九十九里浜防衛戦に燃えた日々
16.久田宗也(茶道家) 「和敬清寂」を知っていますか
17.杉本苑子(作家) 忘れられない「初めての投票」
18.山口鶴男(元・社会党書記長) 国会議事堂の椅子で決意したこと
19.角谷清(元・宮内庁式部官長) 象徴なのだから「女帝」もいい
20.梅原猛(哲学者) 「一神教」が日本を狂わせた
21.松山善三(映画監督) いまこそ「知足」でいきましょう
22.色川大吉(歴史学者) 日本の民主主義にも希望はある
23.速水優(元・日本銀行総裁) 兄の死が導いたキリスト教への道
24.宇佐美忠信(元・同盟会長) 愛国少年が労働運動を志すまで
25.橋田壽賀子(脚本家) 戦後、日本人は悪くなった
26.菅原信海(僧侶) 命の尊さは宗教で教えよう
27.石川六郎(鹿島名誉会長) 国を立て直すための「わが信念」
28.星野哲郎(作詞家) 人生の応援歌は七転び八起きから
29.森本哲郎(評論家) 思考を放棄した新聞が国を滅ぼす
30.野中広務(元・内閣官房長官) 8月17日の「鉄拳制裁」

書誌情報

紙版

発売日

2005年08月18日

ISBN

9784061497993

判型

新書

価格

定価:814円(本体740円)

通巻番号

1799

ページ数

264ページ

シリーズ

講談社現代新書

初出

『昭和零年』は『1925年生まれの戦後60年』の副題と共に東京新聞で’04年11月から週一連載。

著者紹介