企業買収の焦点

企業買収の焦点

キギョウバイシュウノショウテンエムアンドエーガニホンヲウゴカス

講談社現代新書

楽天、村上ファンドとは?敵対的買収はマネーゲーム?企業価値という新基準!読めば明日からの経済が見えてくる!

企業価値を中心にする
個人の美や健康といったものが、「適正な管理」によって保たれるように、企業の健康もまた適正な管理が必要なのです。そして適正な管理の第一歩が体重計に乗ることであるのと同じように、企業の第一歩は企業価値に注目することなのです。(中略)グラム単位の体重を気にするボクサーは、頭の中に体重計ができあがってしまい、何をするとどのくらい自分の体重に影響があるかすぐにわかるようになるといいます。会社も同じで、いつも自社の企業価値を気にしていると、自分たちの行動がどう企業価値に影響するのかが、即座にわかるようになります。こうした状態の企業は非常に健康な企業ということができるでしょう。そうやって健康を保ちながら、必要に応じて人事・組織改編などといったハリ・整体療法、報酬制度改革・情報化などといった食餌・ホルモン療法、あるいはM&Aを含む脂肪摘出・整形などの外科療法をしていくことが、これからの会社のあり方のような気がしています。――<本書より>


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目次

第1章 なぜいま、M&Aなのか
第2章 企業価値とは何か
第3章 M&Aとは何か
第4章 M&Aと財務理論
第5章 「企業価値元年」

書誌情報

紙版

発売日

2005年11月19日

ISBN

9784061498167

判型

新書

価格

定価:814円(本体740円)

通巻番号

1816

ページ数

240ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介