米軍再編

米軍再編

ベイグンサイヘンニチベイヒミツコウショウデナニガアッタカ

講談社現代新書

「外交の『八方塞がり』はついに日米関係に及んだ。在日米軍再編問題をめぐり生じている日本の危機を、徹底的に解明した必読書である」――佐藤優氏(『国家の罠』の著者)絶賛

隠された全容に迫る驚愕のドキュメント!

密室での迷走
日本政府は米国の攻勢にボールを投げ返せないまま、受け身の姿勢に終始してきた。……さまざまな構想が米国側から提示されたにもかかわらず、日本政府は「何ら具体的な提案はない」「米国と自由な意見交換をしている」と繰り返し、提案の内容を公式には一切伏せてきたのである。……政治が総力をあげて取り組んできた形跡もなく、交渉にのぞんだごく一握りの官僚たちの場当たり的な対応が、問題を複雑にし、協議を長期化させた。国民の目に触れることのない密室で、どのような攻防が繰り広げられてきたのだろうか。――<本書より>


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目次

序 章 伏せられた宿命の論点
第1章 パラダイムが変わった
第2章 米陸軍第一軍団司令部とは何か
第3章 米国が見せた沖縄への「配慮」
第4章 深まる亀裂
第5章 外務省と防衛庁の綱引き
第6章 リセット
終 章 日本の政治的意志はどこにあるのか?

書誌情報

紙版

発売日

2005年11月19日

ISBN

9784061498181

判型

新書

価格

定価:770円(本体700円)

通巻番号

1818

ページ数

208ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介