
ゲ-ジ理論入門2(第2版)
ゲージリロンニュウモン2ダイ2ハンヨワイソウゴサヨウトツヨイソウゴサヨウ
- 著: I.J.R・エイチスン ,
- 著: A.J.G・ヘイ ,
- 訳: 藤井 昭彦
電磁相互作用・弱い相互作用・強い相互作用を統一的に記述するゲージ理論は、今世紀最大の物理学上の収獲といわれる。難解なこの理論の内容と取扱い方を現実的に整理し、非専門家にも容易に理解できるよう手ほどきした初のテキストが本書である。第2版では新たに必要最小限の「場の理論」が加わり、新しい実験事実を盛りこんだ。第1版よりも、ゲージ理論を強く主張したものになっている。問題略解付き。1巻はQED、2巻はQCDを収める。
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目次
3 非可変ゲージ理論とQCD
8.非可変ゲージ理論
1.非可変大局的位相不変性と内部対称性の多重子
2.ラグランジアンを用いる場の量子論における非可変大局対称性
3.局所的非可換位相不変性、非可ゲージ理論
4.ゲージ場の自己相互作用:(1)発見法的取り扱い
5.ゲージ場の自己相互作用:(2)ラグランジアンによる議論
9.量子色力学入門
1.カラーの自由度
2.カラーの力学
3.漸近的自由性
4.かたい散乱過程とQCD枝線図形
5.全断面積σ(e+e-→ハドロン)に対するQCDの予言
6.深非弾性散乱のスケーリング則の破れに対するQCD K予言
4 未完成の理論′弱い相互作用の現象論
10.弱い相互作用
1.Fermi理論と中間ベクトルボソン
2.弱い相互作用のパリティー非保存
3.ベクトル・カレントと軸性ベクトル・カレント
4.左回りのニュートリノ
5.ν-A理論
11.ハドロンの弱いカレントと中性カレント
1.普遍性とCabibboの理論
2.深非弾性ニュートリノ散乱
3.中性カレント
4.チャームとGIM機構
5.結びの注記
12.弱い相互作用の現象論に伴う難点
1.点4フェルミオン模型におけるユニタリティーの破れ
2.中間ベクトルボソンのモデルにおけるユニタリティーの破れ
3.弱い相互作用のくりこみ不能性の問題
5 電弱相互作用の理論
13.隠れたゲージ不変性、U(1)対称性の場合
1.はじめに
2.遮へいカレントと“光子質量”の創出
3.物理的真空の本質、自発的対称性の破れ
4.対称性が隠れている場合のゲージ不変性
5.''''t Hooftのゲージ
14.Glashow-Salam-Weingergの
書誌情報
紙版
発売日
1992年09月24日
ISBN
9784061532069
判型
A5
価格
定価:7,700円(本体7,000円)
ページ数
382ページ