密度汎関数法とその応用 分子・クラスタ-の電子状態

密度汎関数法とその応用 分子・クラスタ-の電子状態

ミツドハンカンスウホウトソノオウヨウブンシ・クラスターノデンシジョウタイ

材料の電子状態計算に関する初の実用書。物理・化学の分野で、分子設計・材料設計に役立つ手法として注目の密度汎関数法およびクラスター計算の基礎と応用を解説。


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目次

1 序論
  1.なぜ密度汎関数法か
  2.なぜクラスターによる電子状態計算なのか
  3.密度汎関数法によるクラスター計算法の歴史と展望
    1.分子と固体
    2.マフィンティンポテンシャル
    3.基底展開
    4.原子に働く力
    5.最近の発展
  4.密度汎関数法とハートリー・フォック近似
  5.まとめ
2 密度汎関数法
  1.密度汎関数法の原理
  2.スピン密度汎関数
  3.交換・相関エネルギー
  4.汎関数形
    1.局所密度汎関数近似
    2.運動エネルギー
    3.交換孔モデル
    4.相関孔モデル
3 原子の電子状態計算
  1.はじめに
  2.セルフコンシステントに決められた原子の電子状態
    1.xα方程式
    2.動径方向の波動関数
    3.多重項
  3.数値型1電子波動関数
  4.解析型1電子波動関数(スレーター型、ガウス型など)
  5.他の方法との比較
  6.多重項電子状態
  7.相対論効果
  8.ノルム保存擬ポテンシャル
4 分子軌道の理論
  1.はじめに
  2.ハートリー・フォック・スレーター方程式
    1.1電子軌道
    2.交換・相関ポテンシャルの具体的な形
    3.近似解法
    4.軌道緩和と遷移状態法
  3.LCAO近似と対称化軌道
    1.対称性と対称化軌道
    2.既約表現による固有値、固有関数の分類
    3.対称操作の分類
    4.具体例
  4.分子軌道とブロッホ関数
  5.全エネルギーと力解析
    1.全エネルギー
    2.ヘルマン・ファイマン力と補正項
  6.有限温度における原子に働く力
  7.エネルギー2次微分の一般化
  8.化学ポテンシャルとハードネス・ソフトネス
  9.分子振動

書誌情報

紙版

発売日

1994年07月14日

ISBN

9784061532106

判型

A5

価格

定価:10,472円(本体9,520円)

ページ数

310ページ

著者紹介