大学院素粒子物理1

大学院素粒子物理1

ダイガクインソリュウシブツリ1

第一級の研究者による素粒子論の展望と基礎。学部上級から修士クラスに向けたコンパクトな解説。第一級の研究者たちが自ら開拓した分野について、そのエッセンスを語る。教科書・自習書として最適。


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目次

1章 素粒子物理学の地平
  1.素粒子物理学におけるパラダイム
  2.問題点および論点
  3.超対称性
  4.推測的展望
  5.追補(1996年)
2章 場の量子論による素粒子の記述
  1.場の量子論の構成
  2.ゲージ理論
  3.摂動論
3章 標準模型
  1.クォーク模型
  2.クォーク――レプトンの模型
  3.強相互作用の基本法則
  4.統一理論を目指して
4章 量子電磁力学の精密テスト
  1.ファインマン・パラメーター表示によるQEDの散乱振幅
  2.QEDの束縛系への適用
  3.電子の異常磁気能率
  4.ミューオンの異常磁気能率
  5.ミューオニウムの超微細構造
  6.その他の原子系
  7.種々の方法で得られた微細構造定数αの比較によるQEDの精密テスト
5章 時空の対称性
  1.パリティの非保存
  2.荷電共役変換
  3.標準理論におけるパリティ非保存
  4.ハドロン間相互作用におけるパリティ非保存
  5.CPT対称性と等価原理
  6.K中間子崩壊におけるCP非保存
  7.小林――益川模型
  8.B中間子崩壊におけるCP非保存
  9.時間反転
  10.電気双極子モーメント
  11.原子核のβ崩壊とK →π μ ν崩壊における時間反転
  12.中性子吸収反応における時間反転

書誌情報

紙版

発売日

1997年03月13日

ISBN

9784061532243

判型

A5

価格

定価:6,050円(本体5,500円)

ページ数

288ページ

著者紹介