大学院原子核物理

大学院原子核物理

ダイガクインゲンシカクブツリ

基礎から最前線までをコンパクトにまとめる。素粒子論の実験の場としての原子核〓〓というとらえ方で、主要な発展分野を簡潔に紹介する。さらに核融合の展望と問題点、常温核融合にもふれる。


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目次

1 核融合への道
  1.序論
    1.核融合とは
    2.核融合炉反応の条件
  2.核融合炉成立の条件
    1.エネルギー収支
    2.定常炉
    3.自己点火条件
    4.Qの定義
    5.何がQを定めるか?
  3.トカマク型核融合装置
    1.トカマクとは
    2.垂直磁場
    3.非円形断面トカマク
  4.プラズマの磁場閉じ込め
    1.プラズマは磁場によっていかに閉じ込められるか?
    2.磁気面
    3.交換不安定性
  5.プラズマの閉じ込め
    1.プラズマ粒子の軌道
    2.粒子の衝突、衝突によるエネルギーの流出
    3.異常熱拡散
    4.経験則
  6.プラズマの加熱、電流駆動
    1.オーム加熱
    2.中性粒子ビーム入射
    3.ラジオ周波数加熱
    4.アルファ粒子加熱
    5.電流駆動、ブーストラップ電流
  7.プラズマと壁との相互作用、トカマク型核融合炉
    1.真空壁とプラズマ
    2.トカマク核融合炉
    3.核融合炉としての新しい問題点
  8.ステラレーター
    1.ステラレーターとは
    2.プラズマのβ限界
    3.ステラレーター中の粒子の軌道、異常熱拡散
    4.将来のステラレーター
  9.慣性核融合
    1.慣性核融合とは
    2.実際の慣性核融合
  10.常温核融合
    1.常温核融合とは
    2.理論的な常温核融合の可能性の検討
  11.将来の核融合炉の見通し、結論
    1.熱核融合炉研究開発のための将来計画
    2.他のアプローチ
  12.文献について
  13.参考文献
2 原子核モデル
  1.はじめに
  2.平均ポテンシャルとシェル・モデル
 

書誌情報

紙版

発売日

1996年09月30日

ISBN

9784061532250

判型

A5

価格

定価:5,874円(本体5,340円)

ページ数

238ページ

著者紹介