非平衡系の科学3 反応・拡散系のダイナミクス

非平衡系の科学3 反応・拡散系のダイナミクス

ヒヘイコウケイノカガク3ハンノウ・カクサンケイノダイナミクス

BZ反応を中心に非線形の世界を平易に解説。リズムとパターンを生み出すBZ反応の詳細なメカニズムについて新しい視点から解説した。化学反応のモデルと数理モデルを対比させた。


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目次

プロローグ──リズムとパターンを生み出すBZ反応──
  1.はじめに
  2.BZ反応とその発見
  3.リズムからパターンへ
2 反応機構と振動機構──BZ反応の時間構造──
  1.振動現象の実験
  2.化学反応機構の構築──FKNメカニズム
  3.FKNメカニズムと振動現象
  4.オレゴネータ
  5.ミニマルオシレータ
  6.hパラメータとロビンスキー・ジャボチンスキーメカニズム
  7.相平面
  8.分岐構造と状態図
  9.引き込み現象
3 BZ反応における時間空間パターンの形成
  1.はじめに
  2.空間パターン、時間空間パターンの観測
  3.反応拡散系のモデル化
  4.興奮系としての理解
  5.振動系としての理解
4 BZ反応とカオス
  1.CSTR系のBZカオス
  2.BZカオスを記述するジョルジ・フィールドのモデル
  3.BZカオスの制御
  4.BZカオスと雑音
  5.時空間カオス
5 反応・拡散系の新展開
  1.光とBZ反応
  2.BZ反応による演算
  3.エネルギー変換
  4.化学反応波と共役した流体現象
  5.反応拡散系のパターンダイナミックス
  6.BZ反応の3次元構造
  7.濃度ゆらぎと空間パターンをトリガーするもの
  付録

書誌情報

紙版

発売日

1997年02月21日

ISBN

9784061532274

判型

A5

価格

定価:4,180円(本体3,800円)

ページ数

198ページ

著者紹介