生体膜

生体膜

セイタイマクアタラシイマクガクヘノショウタイ

生体膜を介する情報伝達とその機構、遺伝子からアプローチする疾患の解明とそれによる臨床医学の変革など、生体膜の新しい展開をいきいきと伝える解説書。


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目次

1 脂質からみた生体膜
  1.生体膜の基本構造
  2.膜脂質の多様性 局在性および多形現象
  3.膜脂質のダイナミックス
  4.膜脂質由来の生理活性物質――脂質メディエーター
  5.情報変換素子としての膜脂質
  6.蛋白質モデュレーターとしての膜脂質
  7.膜脂質と病態
2 遺伝子からみた生体膜の形成と機能
  1.遺伝子による膜蛋白質の解析
  2.膜蛋白質の発現
  3.蛋白質の選別と標的化
  4.組織形成と膜認識
  5.膜脂質の合成と膜間選別
  6.イオンチャネル
  7.担体
  8.ポンプ
  9.サイトーシス
  10.遺伝子治療と生体膜
3 生体膜を介する情報伝達
  1.情報伝達における生体膜の役割
  2.細胞外情報とはどのようなものか
  3.細胞内情報とはどのようなものか
  4.生命情報の特質
  5.細胞膜受容体について――概説
  6.イオンチャネル内蔵受容体
  7.膜7回貫通型受容体
  8.G蛋白質
  9.膜1回貫通型受容体
4 生体膜と疾患――糖尿病を例として
  1.糖輸送担体
  2.チロシンキナーゼ内蔵受容体
  3.インスリン受容体
  4.IRS-1を介する情報伝達
  5.糖尿病の成因

書誌情報

紙版

発売日

1995年04月04日

ISBN

9784061536418

判型

A5

価格

定価:7,369円(本体6,699円)

ページ数

298ページ

著者紹介