ノーベル賞への後ろめたい道

ノーベル賞への後ろめたい道

ノーベルショウヘノウシロメタイミチ

科学者にして小説家
ピルの父・ジェラッシによるバイオテク小説

ノーベル賞の3つの特典
1.地位と名声を得られる
2.賞金がすごい(1億円)……ちなみに京都賞5千万円、学士院賞50万円
3.な~んだ?
この3つに引きずりまわされる2人の受賞者の姿をユーモラスに描く話題作

新しい腫瘍形成理論を思いついたカンター教授は、理論と実験の概略を雑誌に発表した。ところが追試を申し出た別の大物教授から実験が再現できないと報告がきた。実験をまかせた弟子に不信を抱いたカンター教授は、別の実験を考案して独自に成功。そこに2人にノーベル賞受賞の知らせが舞い込んだ。圧巻は授賞式の精緻な描写と相互不信の2人が行う受賞講演の対決。ストーリーも面白いがエピソードはもっと面白い。


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書誌情報

紙版

発売日

2001年09月07日

ISBN

9784061542587

判型

四六

価格

定価:1,980円(本体1,800円)

ページ数

320ページ

初出

備考参照

著者紹介