
有機典型元素化学
ユウキテンケイゲンソカガク
- 著: 秋葉 欣哉
ヘテロ原子化学から有機典型元素化学へ
「わが国では永い歴史のある『ヘテロ原子化学討論会』が、2006年(第33回)から『有機典型元素化学討論会』と改名された。すなわち、非共有電子対(孤立電子対)をもつ15、16、17族の『ヘテロ原子』から、周期表の1、2、12~18族の『sp元素』すなわち『典型元素』へと視野を広げて、非共有電子対を持たない陽イオンや13・14族元素も含めて、有機典型元素化学の分野を確立しようとするものである。有機金属化学に対応する分野として有機典型元素化学を位置づけようとするのは、著者の永年の夢であり期待である。」――<本書“まえがき”より>
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目次
1. 典型元素とヘテロ原子――範囲と特徴
2. リチウムとマグネシウムの化合物
3. ホウ素とアルミニウムの化合物
4. ケイ素・スズ・鉛の化合物
5. 典型元素効果
6. リン・アンチモン・ビスマスの化合物
7. 硫黄・セレン・テルルの化合物
8. フッ素とヨウ素の化合物
9. アトランと渡環相互作用――超原子価結合の形成
10. 不飽和結合をもつ高周期典型元素化合物
11. リガンドカップリング反応
12. 炭素は5価、6価になれるか――超原子価炭素化合物
書誌情報
紙版
発売日
2008年03月02日
ISBN
9784061543379
判型
A5
価格
定価:3,520円(本体3,200円)
ページ数
212ページ