論理について

論理について

ロンリニツイテ

講談社学術文庫

日本のオピニオン・リーダーとして活躍した著者の「論理について」、「知識と知恵」、「書物の読み方」、「死と生」、「人間ができるということ」の5論文を収録。単なる知識の集積だけの現代の学問を反省、人生のための知識と知恵をいかに築いていくかを明快にとき、1人のすぐれた知識人の生き方をおのずと伝えてあますところがない。幅広い教養と豊かな人生経験に裏打ちされた深い洞察は混迷の現代を生きるわれわれに貴重な示唆を与える。


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目次

●論理について――知識と知恵
『だから』/平面図/立体図/影絵/科学の近代性/精神の拠点/バラバラの科学/思いがけぬ混乱/高い知識と低い知恵
●知恵の構造
知識の比率感/人間の自覚/過去――歴史的経験/未来――変化と前兆/変化を見ないもの/知恵は止まっていない
●書物の読み方――知恵の建築
1 二つの態度
2 主観的な態度
3 客観的な態度
4 社会科学における観点
5 合理的なものの集積

書誌情報

紙版

発売日

1976年06月04日

ISBN

9784061580121

判型

A6

価格

定価:704円(本体640円)

通巻番号

12

ページ数

132ページ

シリーズ

講談社学術文庫

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